ゴールデンウィーク企画第二弾 北国街道ツーリング 後編 【越前二の宮 劔神社】 [日記]
今回の記事は前回の続きで、ゴールデンウィーク企画第二弾 北国街道ツーリングの後編の記事です。
ハイ、まだ5月3日です。(笑)
北国街道(国道365号線)の栃の木峠を越えたNinja号は今回のツーリングの目的地である【越前二の宮 劔神社】へと向かいます。
まあ、前回の記事ではそのまま柴田勝家の敗走ルートをたどって、福井の北ノ庄城址あたりへ行きそうな勢いだったけど、今回はそこへはいきません!だって遠いんだもん。^^
国道365号線を越前に向かいます。
越前町に入り芝桜がとても綺麗だったので思わずパチリ。
今日はほんと天気がいいです。暑いくらいです。
さあ、劔神社を目指します。場所はココですね。
もうあと少しで到着です。
ようやく到着しました。(^^)/
【越前二の宮 劔神社】「つるぎじんじゃ」
劔神社は福井県越前町織田にあります。
織田という地名を聞いてみなさんピンときていると思いますが・・・
そうです、劔神社の鎮座地である織田は、織田信長の祖先の故郷です。
織田氏の祖は越前織田の荘官として、また越前二の宮の神官として代々、社に仕えてきた由緒ある家柄でした。応永年間(1394~1427)、神官の子「常昌」は、時の越前の守護斯波氏にその才能を見出され、家臣として取り立てられ、尾張の国に派遣されました。苗字は故郷の地名をとって織田氏を名乗るようになりました。
織田氏は次第に尾張で勢力を伸ばし守護代にまで昇りつめ、信長の時には尾張一円を掌握し、更に日本全国に雄飛するまでになりました。
信長は戦国の乱世にあっても、劔神社を氏神として深く尊敬し、武運を祈ると共に、多くの神領を寄進し社殿を造立するなど、劔神社の保護と住民の治安に尽くしています。
ちなみに、ここ織田は「おだ」ではなくて「おた」と読みます。
あの信長のご先祖様は、越前の出身で、しかも神社の神官だったんですね。なんだかとっても意外な気がして、以前から劔神社を訪れてみたかったんです。
は~い。境内をずんずん進みますと、見えてきました。^^
【劔神社 拝殿】
入母屋造で、千鳥破風の下に唐破風が付いている、 いわゆる織田造りといわれる独特の技法により 建造された雄大な室町後期の建物で福井県指定文化財建造物だそうです。
劔神社の神紋は「五葉木瓜」です。燦然と光り輝いていますね。^^
で、織田信長の家紋は木瓜(織田木瓜)です。
劔神社の神紋とよく似ていますよね。^^
現代では一般的に、家紋は一家に一つですが、戦国時代には家紋をあげたり貰ったりする事も多く、いくつも家紋を持っていました。なので、織田信長の家紋はいくつかありますが、この「織田木瓜」の家紋が一番有名だと思います。ちなみにこの家紋、元々は斯波氏より拝領したものだそうです。
おやっ、拝殿の脇にこんなものが・・・
どこかで見たぞ【おもかる石】
願い事を思いつつこの石を 持ち上げると、その願いがかなうなら軽く持ち上がり、また願いがかないづらい場合は重く、なかなか持ち上がらないと言われています。
そこで、「三億円のジャンボな宝くじが当たりますように!」って思いながら持ち上げてみましたが・・・
おっ、重かったデス。 やっぱり今年もダメか~。(笑)
YouTubeにまんが日本昔ばなしの「おもかる石」を見つけました。^^
10分ぐらいかなぁ、ちょっと長いので興味ある人だけ見てね!
「~心がけの悪い人が持ち上げようとしても、決して持ち上がらなかったそうじゃ。」
え~、マジ俺じゃん! ハイ、3億円の宝くじを占うとは心得違いでした~。(笑)
でも、この「おもかる石」って他の神社にもありますよね。さてさて、おみくじに次ぐ新しい神社アトラクションになれるのでしょうか~。^^
拝殿の奥に本殿があります。
本殿も入母屋造で、千鳥破風が主棟と同じ高さで前方に出て、その下に唐破風をもつ向拝が設けられている織田造りです。堂々とした力強さを感じます。
この本殿は最再建されたもので、江戸時代初期のものだそうです。
劔神社の境内です。
多くの摂末社があります。
猿田彦神社の方にいってみます。
このあたりは静寂と神秘的な神々の森が広がります。
俗世とはかけ離れたこの雰囲気にシンプルな造りのお社があっています。
さあ、宝物殿の方に行ってみましょう。
この宝物殿の中には国宝の梵鐘があります。
(劔神社のHPより拝借しましたっ!)
劔神社の梵鐘には神護景雲四年(七七〇)の銘文があり、現存する銘のある梵鐘では日本で3番目に古いものだそうで、第四九代光仁天皇の奉納と伝えられています。
実際に見てみましたが、色艶といい重厚感といい国宝だぞ~っていうオーラがでてました。^^
目の前、数10cmで国宝がぶら下がっているのには感動しました。
もちろん、自分と国宝の間にさえぎるものは何もありません!でも、ちょっと触ってみたいけど、触れない~みたいな感じ。(笑)
説明してくれた宮司さんによると30年前までは、劔神社の境内にぶら下がっており、国宝の鐘を普通に突いていたというからオドロキです。
さあ、劔神社を後にして、あの人に会いに行きます。^^
「織田信長像」
あはは、この信長公、ゴツイです。袖を捲り上げちゃって、荒くれものの武将って感じですね。肖像画で見るあの信長のイメージはまったくありません!「織田信長像」っていうプレートがなければ誰もわからないと思います。(笑)
さてさて、信長公にも拝謁したし、ここ織田のおいしいものでも食べて帰りますか。
まずは・・・
「きびだんご」
ここ織田で栽培されたきびを使った手作りのきび団子だそうです。
程よく黄粉がからんでて、おいしかった~。^^ でも、「きび」の味ってよくわからん。(笑)
もうひとつ、ここ織田の名物は「おたとうふ」です。
で、注文したのがコレ。
「信長定食」 湯豆腐・とうふハンバーグ・おから・がんも煮・とうふアイスクリーム
ほんとはコレに地ワインの信長ワインがついているのですが、バイクなのでコーヒーにしてもらいました。
この日は、気温28℃で、メッチャ暑い日だったのですが、あえて湯豆腐の信長定食にしました。
せっかく織田まで来たんですからね!
あはは、とうふがグツグツ言っています。TT
でも熱いけど、おいし~い。
あっという間に、完食!
で、食後のワインならぬコーヒーが出されたんですけど・・・
「ホットコーヒー」でした。TT
ワインの代わりだからアイスコーヒーだと思っていたんですが・・・。 暑い~。
お店の外の素敵な広場でちょっと休憩です。
の~んびりしてるけど素敵なところだね、織田って。
では、また。
ハイ、まだ5月3日です。(笑)
北国街道(国道365号線)の栃の木峠を越えたNinja号は今回のツーリングの目的地である【越前二の宮 劔神社】へと向かいます。
まあ、前回の記事ではそのまま柴田勝家の敗走ルートをたどって、福井の北ノ庄城址あたりへ行きそうな勢いだったけど、今回はそこへはいきません!だって遠いんだもん。^^
国道365号線を越前に向かいます。
越前町に入り芝桜がとても綺麗だったので思わずパチリ。
今日はほんと天気がいいです。暑いくらいです。
さあ、劔神社を目指します。場所はココですね。
もうあと少しで到着です。
ようやく到着しました。(^^)/
【越前二の宮 劔神社】「つるぎじんじゃ」
劔神社は福井県越前町織田にあります。
織田という地名を聞いてみなさんピンときていると思いますが・・・
そうです、劔神社の鎮座地である織田は、織田信長の祖先の故郷です。
織田氏の祖は越前織田の荘官として、また越前二の宮の神官として代々、社に仕えてきた由緒ある家柄でした。応永年間(1394~1427)、神官の子「常昌」は、時の越前の守護斯波氏にその才能を見出され、家臣として取り立てられ、尾張の国に派遣されました。苗字は故郷の地名をとって織田氏を名乗るようになりました。
織田氏は次第に尾張で勢力を伸ばし守護代にまで昇りつめ、信長の時には尾張一円を掌握し、更に日本全国に雄飛するまでになりました。
信長は戦国の乱世にあっても、劔神社を氏神として深く尊敬し、武運を祈ると共に、多くの神領を寄進し社殿を造立するなど、劔神社の保護と住民の治安に尽くしています。
ちなみに、ここ織田は「おだ」ではなくて「おた」と読みます。
あの信長のご先祖様は、越前の出身で、しかも神社の神官だったんですね。なんだかとっても意外な気がして、以前から劔神社を訪れてみたかったんです。
は~い。境内をずんずん進みますと、見えてきました。^^
【劔神社 拝殿】
入母屋造で、千鳥破風の下に唐破風が付いている、 いわゆる織田造りといわれる独特の技法により 建造された雄大な室町後期の建物で福井県指定文化財建造物だそうです。
劔神社の神紋は「五葉木瓜」です。燦然と光り輝いていますね。^^
で、織田信長の家紋は木瓜(織田木瓜)です。
劔神社の神紋とよく似ていますよね。^^
現代では一般的に、家紋は一家に一つですが、戦国時代には家紋をあげたり貰ったりする事も多く、いくつも家紋を持っていました。なので、織田信長の家紋はいくつかありますが、この「織田木瓜」の家紋が一番有名だと思います。ちなみにこの家紋、元々は斯波氏より拝領したものだそうです。
おやっ、拝殿の脇にこんなものが・・・
どこかで見たぞ【おもかる石】
願い事を思いつつこの石を 持ち上げると、その願いがかなうなら軽く持ち上がり、また願いがかないづらい場合は重く、なかなか持ち上がらないと言われています。
そこで、「三億円のジャンボな宝くじが当たりますように!」って思いながら持ち上げてみましたが・・・
おっ、重かったデス。 やっぱり今年もダメか~。(笑)
YouTubeにまんが日本昔ばなしの「おもかる石」を見つけました。^^
10分ぐらいかなぁ、ちょっと長いので興味ある人だけ見てね!
「~心がけの悪い人が持ち上げようとしても、決して持ち上がらなかったそうじゃ。」
え~、マジ俺じゃん! ハイ、3億円の宝くじを占うとは心得違いでした~。(笑)
でも、この「おもかる石」って他の神社にもありますよね。さてさて、おみくじに次ぐ新しい神社アトラクションになれるのでしょうか~。^^
拝殿の奥に本殿があります。
本殿も入母屋造で、千鳥破風が主棟と同じ高さで前方に出て、その下に唐破風をもつ向拝が設けられている織田造りです。堂々とした力強さを感じます。
この本殿は最再建されたもので、江戸時代初期のものだそうです。
劔神社の境内です。
多くの摂末社があります。
猿田彦神社の方にいってみます。
このあたりは静寂と神秘的な神々の森が広がります。
俗世とはかけ離れたこの雰囲気にシンプルな造りのお社があっています。
さあ、宝物殿の方に行ってみましょう。
この宝物殿の中には国宝の梵鐘があります。
(劔神社のHPより拝借しましたっ!)
劔神社の梵鐘には神護景雲四年(七七〇)の銘文があり、現存する銘のある梵鐘では日本で3番目に古いものだそうで、第四九代光仁天皇の奉納と伝えられています。
実際に見てみましたが、色艶といい重厚感といい国宝だぞ~っていうオーラがでてました。^^
目の前、数10cmで国宝がぶら下がっているのには感動しました。
もちろん、自分と国宝の間にさえぎるものは何もありません!でも、ちょっと触ってみたいけど、触れない~みたいな感じ。(笑)
説明してくれた宮司さんによると30年前までは、劔神社の境内にぶら下がっており、国宝の鐘を普通に突いていたというからオドロキです。
さあ、劔神社を後にして、あの人に会いに行きます。^^
「織田信長像」
あはは、この信長公、ゴツイです。袖を捲り上げちゃって、荒くれものの武将って感じですね。肖像画で見るあの信長のイメージはまったくありません!「織田信長像」っていうプレートがなければ誰もわからないと思います。(笑)
さてさて、信長公にも拝謁したし、ここ織田のおいしいものでも食べて帰りますか。
まずは・・・
「きびだんご」
ここ織田で栽培されたきびを使った手作りのきび団子だそうです。
程よく黄粉がからんでて、おいしかった~。^^ でも、「きび」の味ってよくわからん。(笑)
もうひとつ、ここ織田の名物は「おたとうふ」です。
で、注文したのがコレ。
「信長定食」 湯豆腐・とうふハンバーグ・おから・がんも煮・とうふアイスクリーム
ほんとはコレに地ワインの信長ワインがついているのですが、バイクなのでコーヒーにしてもらいました。
この日は、気温28℃で、メッチャ暑い日だったのですが、あえて湯豆腐の信長定食にしました。
せっかく織田まで来たんですからね!
あはは、とうふがグツグツ言っています。TT
でも熱いけど、おいし~い。
あっという間に、完食!
で、食後のワインならぬコーヒーが出されたんですけど・・・
「ホットコーヒー」でした。TT
ワインの代わりだからアイスコーヒーだと思っていたんですが・・・。 暑い~。
お店の外の素敵な広場でちょっと休憩です。
の~んびりしてるけど素敵なところだね、織田って。
では、また。
2010-05-23 12:12
nice!(3)
コメント(6)
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あは~~「おもかる石」伏見稲荷にもありましたね^^。日本昔話のは岐阜県になってるし、結構全国的なアトラクション~~?日本全国に既にいっぱい「おもかる石」あるかもですね。
そして信長のルーツが越前にあったとは、知りませんでした。信長=尾張の武将というイメージしかなかったので、この事実は衝撃です!!神紋、まさに織田木瓜と瓜ふたつではないですかぁ。ご先祖様を遡れば神官を務めていたという信長が、後に神や仏をも恐れぬ振る舞いを行ったということが皮肉に思えてきますね。地名を「おた」と読むのも面白いです。いつ進化したんでしょう^^。信長の銅像も、確かにイメージと違ってがっちりタイプですが、悪くないですね~~。私もまた会いに行きたいです!そしてお豆腐美味しそう~~~♪確かにあの日は半袖が丁度いいくらいの暑さだったけど、メールを見ている今は雨で寒いので凄く美味しそう。今食べたいです。豆腐アイスのデザートまで付いて豪華だわ~~^^。
神社は木の古びた感じがまたいいですね。見ているだけで神聖なパワーをもらいましたよ。国宝の鐘もそんなに近くで見られて羨ましいなぁ。
また行きたい所 増えました♪
by suzy (2010-05-23 23:37)
おはようございます。
舞鶴の田辺藩初代城主、細川幽斎も織田氏に仕えた城主でした。
まだまだ勉強不足ですが、私も歴史の勉強中でございます。
また、こちらの活動にも担当として力を入れております。^^;
http://www.maizuru-yeg.or.tv/30anv_01.html
by ソニックマイヅル (2010-05-24 06:34)
◇suzyさんへ
おもかる石って自分もsuzyさんのブログで見た伏見稲荷しか知りませんでしたが、劔神社で見つけて「ああ、これか~」ってな感じで嬉しくなりましたよ~。
他にもちらほらあるようで、神社に行ったときの楽しみが増えました。^^
織田一族の中で特筆すべきは、時の越前の守護斯波氏にその才能を見出された神官の子「常昌」だと思います。時の守護の目にとまるぐらいだから、尋常ならざる才能の子供だったんでしょうね。この子がいなければ織田信長も歴史上には登場しなかった・・・。自分的には「うつけ」と呼ばれた信長も常人を超えた天才だと思いますが、織田の血筋は時として天才を生む血筋なのでしょうか。それは越前の地で代々神官として神に仕え、常人よりは神に近しいところにいたからなのか・・・。
そんな想いにひたりながら劔神社の境内を散策していたら、見つけてしまいました「子宝さま」。 ブログには書きませんでしたが、「戦国武将 織田一族発祥地」の石碑の近くにあるんですよ。歴史ロマンに浸っていた自分はしばしボーゼン。近くにいたカップルはその巨大さに目がテン。
「劔神社」、とても懐が深いようで・・・。(笑)
by susumu (2010-05-25 00:38)
◇ソニックマイヅルさんへ
幽斎公のイメージキャラクター募集のご担当でしたか~。^^
どんなキャラクターになるのかとっても楽しみです!
関ヶ原の戦いに大きな影響をあたえた田辺城篭城戦。
その舞台となった田辺城にとっても行きたいのですが
高速道路ほんとに無料化されるんでしょうかね~。
いえいえ、下道でも必ず行きますよ~!(^^)/
by susumu (2010-05-25 00:39)
またまたお邪魔しました~。
調べてしまいましたよ、気になって「子宝様」。ほっほ~~~(#^.^#)、立派なお姿・・・・。でもたまに、どこの祭りかは分かりませんが、ニュースでそのものが神輿になったやつとか見たことあります。
ぷぷって思わず笑っちゃいますが、子孫繁栄とか五穀豊穣とか、古代から人が神に祈りを捧げ続けてきたことなんで、本当は神聖で尊いことなんですよね~~。でも、不意に見つけちゃったら、やっぱ目が点かも(*_*;。付き合い始めのカップルだったら、ちょっと気まず~い雰囲気になっちゃうかもですね(^^ゞ。私ならはっは~~ってめちゃ受けてしまいそうですけど。
by suzy (2010-05-26 00:34)
◇suzyさんへ
調べていただけましたか~「子宝様」。(笑)
写真も撮ってきたのですが、さすがにご立派すぎて「こりゃブログには載せられないだろう」って感じですね~。^^ 事前にオモシロ系神社物件があるってわかっていたら、大うけしてるとこでしたが、「ここが織田一族の発祥の地なんだな~」って感動してるときにいきなりアレですもん!ホント人間って不意を突かれると固まってしまいます。(笑) 「子宝さま」は昔からあるようには見えなかったけど、もし信長が「子宝さま」を見たらなんて言うかな~。やっぱり、「是非もなし」かな。(笑)
by susumu (2010-05-26 20:49)