ちょいと哀しい安寿と厨子王の物語 【丹後由良】 [日記]
皆さんお久しぶりです。
いかがお過ごしでしたか。
自分はなんとか生きてます。(笑)
バイクには乗ってはいるんですけど(教習車の大型車ね)、休日の時もいろいろ用事があったりとなかなかツーリングに行けてません。TT
ブログも更新したいけど、記事にできるようなネタもないし・・・。
こんなときは、ツーリングの寄り道でひろった小ネタをご披露しましょう。
ほんの軽い気持ちでお付き合い下さい。^^
3月にガラシャが幽閉されていた京都府の丹後半島にある味土野へ行ってきたんですが、普段お気楽な生活をしている自分にとっては、けっこう大変なツーリングでした。(笑)
自分の住んでいる三重県から丹後半島まではかなり距離があります。(結局この日は高速使わずに、下道だけだったんですけど、なんと530km走りました。)TT
というわけでなんと朝4時30分出発しました。
(まだ真っ暗デス。)
朝方ということで、一日のうちでも一番冷え込む時間帯です。
なので・・・
滋賀県と福井県の県境あたりでは、なんと気温0℃でした。TT
0℃といいますと普通に走っていてもヘルメットのシールドが曇ってきます。前が見えません!
しょうがないので、シールドを開けると顔が凍ります。 どうすりゃいいんでしょうか。(笑)
来年の冬は、曇らないお値段の高~いシールドに交換しようと堅く心に誓いました。
そんなこんなでやっとこさ丹後半島の味土野(京都府京丹後市)へ、たどり着いたんですけど、
途中・・・
こんな酷道や・・・
倒木をくぐりぬけ、
あと少しで通り抜けられると思ったら・・・
結局、通れなかったり・・・
さらには・・・
獣用の罠っすか。でっけぇ罠っすね。猪ですか、それとも熊ですか。どっちもこんなとこで会いたくねぇ。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
マジ味土野にたどり着いたときは本当にうれしかったデス。
でも、このときの丹後半島味土野ツーリングは大変だったけど、日本海のリアス式の美しい海岸線に感動したり、天橋立ビューランドでお約束の「股のぞき」したり、宮津城の痕跡を求めて町をうろうろしたり、とても心に残るツーリングになりました。
そんな丹後半島味土野ツーリングの途中、宮津市街のちょっと手前の丹後由良というところを通っていたところ、とある銅像が目に入りました。
それは、これ・・・
「安寿と厨子王」
「アンジュとズシオー」???
そういえば、遠い昔になんだかそんな童話を読んだような読まなかったような・・・。
横に説明看板があったので見てみます。
むかしむかし、筑紫(今の九州、福岡かな)に流された父をたずねて、母とともに越後(今の新潟県)を旅立った姉弟「安寿と厨子王」。旅の途中で人買いに取られて、母は佐渡に、安寿と厨子王は丹後由良の山椒大夫の所へと売られた。山椒大夫のもとで姉弟はつらい労働をさせられた。厳しい日々の中で弟は柴刈り払う鎌を怨み、姉は潮汲む桶に泣いた。ある日、姉安寿は、弟厨子王を密かに逃がしたが、彼女は火責め水責めに苛み殺された。都へ逃れた厨子王はやがて丹後の国守となり、悪人の人買いや姉を殺した山椒大夫を成敗した。母をたずねて佐渡へ渡ったが、やっと再会した母は盲目となっていた。厨子王はこれぞ母と知って駆け寄りすがりついた。うれし涙に霊しくも母の眼は開き、母子は再び抱き合ったという。
厨子王は偉くなって悪人に復讐して、離れ離れになった母とも再会し、母の目も見えるようになって、めでたしめでたしなんでしょうが、なんだかそんなめでたい気分にはなれません。ちょっと哀しい物語ですね。
なぜここ丹後由良に「安寿と厨子王」の銅像があるのかというと、この地の山椒大夫に売られてきた安寿と厨子王がつらい労働をさせられたところでもあるし、また安寿が命を落した場所でもあるからですね。
この美しい浜の近くで安寿はつらい汐汲みをさせられていたようです。
近くに「安寿姫汐汲浜の碑」があります。
厨子王が指差しているのは遠い故郷の方角でしょうか・・・。
では、また。
【おまけ】
「街で見かけたちょっとセクシーな黒ネコ」(笑)
クロネコヤマト運輸の営業所入り口に立っていました。ちょっとセクシーな黒ネコじゃないですか。
黒いビニール袋で作られているようです。顔だけ見ると笑えます。でもセクシー。^^
【おまけのおまけ】
(三重県いなべ市いなべ公園)
散りゆく桜を惜しんで桜吹雪でサヨナラです。
では、また。
いかがお過ごしでしたか。
自分はなんとか生きてます。(笑)
バイクには乗ってはいるんですけど(教習車の大型車ね)、休日の時もいろいろ用事があったりとなかなかツーリングに行けてません。TT
ブログも更新したいけど、記事にできるようなネタもないし・・・。
こんなときは、ツーリングの寄り道でひろった小ネタをご披露しましょう。
ほんの軽い気持ちでお付き合い下さい。^^
3月にガラシャが幽閉されていた京都府の丹後半島にある味土野へ行ってきたんですが、普段お気楽な生活をしている自分にとっては、けっこう大変なツーリングでした。(笑)
自分の住んでいる三重県から丹後半島まではかなり距離があります。(結局この日は高速使わずに、下道だけだったんですけど、なんと530km走りました。)TT
というわけでなんと朝4時30分出発しました。
(まだ真っ暗デス。)
朝方ということで、一日のうちでも一番冷え込む時間帯です。
なので・・・
滋賀県と福井県の県境あたりでは、なんと気温0℃でした。TT
0℃といいますと普通に走っていてもヘルメットのシールドが曇ってきます。前が見えません!
しょうがないので、シールドを開けると顔が凍ります。 どうすりゃいいんでしょうか。(笑)
来年の冬は、曇らないお値段の高~いシールドに交換しようと堅く心に誓いました。
そんなこんなでやっとこさ丹後半島の味土野(京都府京丹後市)へ、たどり着いたんですけど、
途中・・・
こんな酷道や・・・
倒木をくぐりぬけ、
あと少しで通り抜けられると思ったら・・・
結局、通れなかったり・・・
さらには・・・
獣用の罠っすか。でっけぇ罠っすね。猪ですか、それとも熊ですか。どっちもこんなとこで会いたくねぇ。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
マジ味土野にたどり着いたときは本当にうれしかったデス。
でも、このときの丹後半島味土野ツーリングは大変だったけど、日本海のリアス式の美しい海岸線に感動したり、天橋立ビューランドでお約束の「股のぞき」したり、宮津城の痕跡を求めて町をうろうろしたり、とても心に残るツーリングになりました。
そんな丹後半島味土野ツーリングの途中、宮津市街のちょっと手前の丹後由良というところを通っていたところ、とある銅像が目に入りました。
それは、これ・・・
「安寿と厨子王」
「アンジュとズシオー」???
そういえば、遠い昔になんだかそんな童話を読んだような読まなかったような・・・。
横に説明看板があったので見てみます。
むかしむかし、筑紫(今の九州、福岡かな)に流された父をたずねて、母とともに越後(今の新潟県)を旅立った姉弟「安寿と厨子王」。旅の途中で人買いに取られて、母は佐渡に、安寿と厨子王は丹後由良の山椒大夫の所へと売られた。山椒大夫のもとで姉弟はつらい労働をさせられた。厳しい日々の中で弟は柴刈り払う鎌を怨み、姉は潮汲む桶に泣いた。ある日、姉安寿は、弟厨子王を密かに逃がしたが、彼女は火責め水責めに苛み殺された。都へ逃れた厨子王はやがて丹後の国守となり、悪人の人買いや姉を殺した山椒大夫を成敗した。母をたずねて佐渡へ渡ったが、やっと再会した母は盲目となっていた。厨子王はこれぞ母と知って駆け寄りすがりついた。うれし涙に霊しくも母の眼は開き、母子は再び抱き合ったという。
厨子王は偉くなって悪人に復讐して、離れ離れになった母とも再会し、母の目も見えるようになって、めでたしめでたしなんでしょうが、なんだかそんなめでたい気分にはなれません。ちょっと哀しい物語ですね。
なぜここ丹後由良に「安寿と厨子王」の銅像があるのかというと、この地の山椒大夫に売られてきた安寿と厨子王がつらい労働をさせられたところでもあるし、また安寿が命を落した場所でもあるからですね。
この美しい浜の近くで安寿はつらい汐汲みをさせられていたようです。
近くに「安寿姫汐汲浜の碑」があります。
厨子王が指差しているのは遠い故郷の方角でしょうか・・・。
では、また。
【おまけ】
「街で見かけたちょっとセクシーな黒ネコ」(笑)
クロネコヤマト運輸の営業所入り口に立っていました。ちょっとセクシーな黒ネコじゃないですか。
黒いビニール袋で作られているようです。顔だけ見ると笑えます。でもセクシー。^^
【おまけのおまけ】
(三重県いなべ市いなべ公園)
散りゆく桜を惜しんで桜吹雪でサヨナラです。
では、また。
2010-04-13 23:22
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こんばんは~~。susumuさんの真面目な歴史ブログも大好きですけど、小ネタバージョンも好きなんですよね~~^^。あのガラシャツアーの裏では、こんな極早&極寒&極険しい道のりがあったのですね~~。しかし朝早過ぎっ、暗過ぎ、寒過ぎで・・・根性無しの私は写真見ただけでガクブルもんですわ((+_+))。しかも道、獣道ですやんっ、木もなぎ倒されてますやんっ!!通行止めにしておいてくれよ~~~(T_T)。しかもあんな大きな罠が仕掛けてあるって・・・恐怖にチビりそうです(下品)。でもブログで見る分には超おもろいです(^u^)ぷぷっ。楽することを覚えた(嫌な)大人の私は今は車派なので、バイクの旅はsusumuさんブログで満喫させていただきますえ^^。あ、でもあまり無理しないで下さいよ~~。本当に。
あんじゅとずしおー懐かし過ぎて・・・記憶はおぼろげでした。そんな内容の話だったんだっけ。姉さん殺されたんだ・・。もう、うろ覚え。このお話って伝説だったんですね~。伝説ってことは、100%作り話という訳ではなくて多少事実も織り混ざってるんでしょうかねぇ。こうして碑が残ってたりすると断然現実味を帯びてきます。今考えると童話とか伝説とか結構残酷な内容だったりしますが、人買いとか仇討とか普通にあった時代も過去にはあったんですもんね。怖い怖い、今の時代に生まれて良かったよ~~。
黒ネコさんは体のラインSexyですね。腰のくねり具合と黒ロングブーツ(?)がイイ女っぽい味出してます。これはインパクト大ですな。思わず2度見して事故りそうですけどね(^^ゞ。
いなべの桜も綺麗に咲いたのですね~。なんか舞う桜吹雪まで綺麗に写真に撮れてるではないですか~~。いい感じ♪
by suzy (2010-04-14 00:30)
こちらの方に来られていたのですね。
安寿の所は私も仕事の途中何も無いですが時々よります。^^;
by ソニックマイヅル (2010-04-14 07:32)
◇suzyさんへ
いつもコメントありがとうございます。! 大型二輪の教習から帰ってきてホッと一息ついているところです。現在、第二段階で交通法規にのっとった走行をしているところです。ゴールデンウィークまでに卒業できたらいいかなってところですね。それにしても昨日今日の教習とっても寒かった~。
今回の小ネタ満載の記事を読み返してみると、自分でも笑えますね。味土野までの道はホント珍道中になっちゃってます。^^ なにやってんだか・・・。 でもそのときは本人必死でした。(笑) まぁ、これも寄り道ツーリングの醍醐味ということで・・・。
丹後由良を走っているとフッと銅像が見えたので寄ってみたら、「安寿と厨子王の像」ではないですか。いつもは武将の銅像ばかり見ているので、予想外の展開に目がテンになっちゃいました。遠い記憶を呼び起こすのにしばらく時間がかかりました。(笑)
Sexyな黒ネコさんはモロ自分のツボにはまりました。(笑) このセンス大好きです。^^ う~ん、ヤマト運輸恐るべし・・・。
京都の桜の名所ってものすごい人ですね。お祭り状態といいますか・・・。5分待っただけで車止めれたとは奇跡にちかいのでは・・・(笑) 今年は近場の桜を少し見ただけでしたから、suzyさんの桜シリーズとっても楽しませていただきました。(あっ、まだ終わっていないか。)^^ 次回の桜、楽しみ~!
by susumu (2010-04-15 21:45)
◇ソニックマイヅルさんへ
コメント&ご訪問ありがとうございます。このときの丹後半島ツーリングでは、ホント時間がなくて舞鶴のとれとれセンター(←うまそうなネーミング~)でちょっとだけ休憩しただけでした。ホントは田辺城跡に寄り道したかったんですけどそれはまたこの次のお楽しみですね。^^
by susumu (2010-04-15 22:14)
また来てくださいね。^^;
by ソニックマイヅル (2010-04-17 21:20)
◇ソニックマイヅルさんへ
了解です。^^
舞鶴へはもう一度行ってみたいと思ってましたので、バイクでビュ~ッと行きたいと思います。(6月から舞鶴若狭道がタダになりそうな感じ・・・) もちろんおいしそうな魚も楽しみです。(笑)
by susumu (2010-04-17 22:15)